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種もみの準備

イネの種もみは普通に蒔くと発芽の時期がばらつきます。

アブシジン酸という発芽抑制物質を含有していることがその主な原因です。

おそらく自分たちの発芽時期をばらつかせることで発芽の後に起こりうる不測の危険な事態に対応しているのでしょう。

イネの生き残るための知恵ですね。


でも、人間が種を蒔くときに発芽にばらつきがあると均一な管理ができず困ります。
それでそれを避けるために「芽だし」といって発芽をそろえる作業をします。

アブシジン酸は水で溶け出す性質があります。
なので、何日間か発芽しない温度の水に種を浸漬し、アブシジン酸を溶け出させておきます。
そのあとあたたかい発芽適温にしてやると種はそろって発芽します。

写真は芽だし作業を終えて種まきを待つ種もみです。

1104141.gif

芽が出ているといっても芽の長さはできるだけ一ミリ以内にします。
あまり芽を長くすると種まき作業のときに傷つける可能性があるからです。
なので写真ではちょっとわからないかもしれないですね。

この芽が出たときの嬉しさを表現することはできません。

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木崎湖Y

Author:木崎湖Y
信州の木崎湖畔で農業を営んでいます。

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