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「百姓」という生き方

「百姓」というと、現代では「農業をする人」を指す場合が多い言葉と思われます。
しかし元々「百姓」とは「百の姓(かばね)を持つ者」即ち、よろづや、何でも屋、というような意味だった様です。
つまり、百姓は農業ばかりではなく、大工であったり、モノ作りであったり、漁であったり他のいろんな仕事もして生活する人のことなのです。
また、わが国においてはこの「百姓」があらゆる文化や経済を担って歴史を作ってきました。
百姓という言葉が「農業者」という意味に取って代わられたということは農業は百の仕事の中でもそれだけ大きな位置を占めていた、人間にとって根源的な仕事であったということかも知れませんね。

僕は常々農業経営者ではなく、百姓でありたいし、そういう方向へ自分自身は成長しなければいけないと思っています。
その思いは、何でもできる人になりたいという願望のようなものから来る部分も有りますが、それとはまったく別に、これからは環境の変化に応じて様々な技能を身に付けて生活の糧に結びつける力が必要な時代が来てしまうのではないかという、危機感から来る部分も有ります。

また本来そういった生き方は人間として自然に近いし、自由な生き方なのではないかなぁと思ったりもするのです。

いま、「半農半Ⅹ(エックス)」という生活様式について興味を持っている人が増えて来ているそうです。
半農半Ⅹはつまり、農業を基本としながらも他の何かしらの技能を生かして生活していく生き方であり、僕の目指す百姓という生活のあり方と同じようなことなのではないかと思います。

先日、友人から、「半農半Ⅹ(エックス)」についてのシンポジウムに誘ってもらいました。
僕は今酒造りの仕事が忙しくて行くことができないのですが、少しでもそういった仲間が増えたらよいなぁと思ったので,以下にそのシンポジウムのお誘いについて転載します。

興味のある方はぜひ参加してみたらいかがでしょうか?

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半農半Xシンポジウムのお知らせです。
農業を産業として考える事には無理があります。
アメリカやオーストラリアの大規模企業経営農業は
、農薬・化学肥料の多用、大型機械を前提にしている、
土地の使い捨て農業であることが判明しつつあります。

また、南米のビア・カンペシーノ運動に見られる家族農業こそが、
農業の原点でありサステナブルであるという意見が世界的にも大きく
なっています。
しかし、農業は基本的な食を支えるものであり、価格も低くなかなか
現金収入に結びつかないことも事実です。
半農半Xは兼業が本来の農家の姿であり、多くの人が
農的に生きることを推奨しています。
農は生活様式、ライフスタイルだという意味でしょう。

思えば日本では、村に下駄屋、紺屋、油屋・・・といった家名が
昔からあり、そうした兼業から現金収入を得ていました。

文明の大転換期でもある現代で、農のあり方をもう一度
問い直す必要があるのではないでしょうか?


以下、転載歓迎
***********************************
★タイトル/内容
安曇野発!農的生活シンポジウム
  『結び∞つながれ、安曇野の仲間たち!』

  第1部:基調講演「半農半Xという生き方」講演者 塩見直紀さん
  第2部:事例紹介 安曇野の農の実践者たち
        竹内孝功さん(自給自足Life、自然農家庭菜園スクール主宰)
        他2名
  第3部:あなたの一言が安曇野の未来(あした)をつくる!
      ワールドカフェ形式による参加型トークセッション
       テーマ:「結び∞つながれ、安曇野の仲間たち!」
      ※ワールドカフェとは、「知識や知恵は、機能的な会議室の中で
       生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由に
       ネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間で
       こそ創発される」という考え方に基づいた話し合いの手法です。

      ※同時開催:安曇野の半農半X群像展
            安曇野で農業や農的生活の実践者や
            農を絡めた活動をしている団体を写真で紹介します。
★呼びかけ
「半農半X」という生き方があります。
農作物を育て生産する農的暮らしを行う一方で、個性を活かした自営的な
仕事にも携わり、一定の生活費を得るバランスのとれた新しいライフスタイルを
表しています。
 本シンポジウムでは、まず「半農半X」の提唱者である塩見直紀さんの
基調講演と安曇野在住の農の実践者たちによる事例報告が行われます。
その後、ワールドカフェ形式により、参加者のみなさんも自身の意見や考えを
述べ合いながら、これからの向かうべきライフスタイルについて共に考えます。
 消費一辺倒の暮らしをやめ、自ら生産し、豊かな暮らしを作り出していく。囲い込
みをやめて、人と繋がり、心で結ばれる地域を創っていく。
 このシンポジウムが、そのキッカケになれば幸いです。

参考)塩見直紀さんホームページ
http://www.towanoe.jp/xseed/

★開催要項
♪日時:2月7日(日)
   午後12時半  受付
      1時半  挨拶、塩見さん講演(講演60分+質疑20分)
              『半農半Xという生き方』
       3時  休憩15分
     3時15分 事例報告 農の実践者たち3人を予定
     3時30分 ワールドカフェ方式による参加型トークセッション
           テーマ『結び∞つながれ、安曇野の仲間たち!』
     4時30分 まとめ
           終了、片付け、5時終了
      7時   懇親会
♪場所:信濃教育会 生涯教育センター(安曇野市豊科高家796-3)
    ※行き方地図は添付ファイルをご確認ください。
    夜の懇親会会場は安曇野地球宿(安曇野市三郷小倉4028-1)
♪参加費:講演会 予約1000円、当日1300円
     懇親会 会費1000円、一品持ち寄りで500円引き
♪主催:安曇野 夢(ゆめ)フォーラム
♪協力:安曇野地球宿、自給自足Life、舎爐夢ヒュッテ、
    農と暮らしの学び舎『飯田学校』(アイウエオ順)
♪後援:安曇野市(申請中)
♪申込・問合:シンポジウム、懇親会、それぞれについてお申込ください。
       増田(安曇野地球宿) 080-5486-6111 or boetu@d6.dion.ne.jp
       竹内(自給自足Life) 0263-77-1009 or takecook3@yahoo.co.jp
       臼井(舎爐夢ヒュッテ)0263-83-3838 or shalom@ultraman.gr.jp
       木船(飯田学校) 090-7238-2524 or jktktkak@yahoo.co.jp
       メールの場合は「件名:2/7(日)半農半X」でお願いします。

※安曇野 夢(ゆめ)フォーラムとは?
安曇野を愛し、安曇野の今とこれから、そして夢を明るく楽しく描いていく、
立場や団体を超えた有志のフォーラム(集まり)です。
今回のシンポジウムを企画運営した有志で作りました。

Comment

No title

京都の草木です。相変わらず気合いが入っていてgoodです。

やはり生き方に「理念」のようなものがない人間は

話をしてもつまらないです。

貴方は理念の固まりのようだ(笑)

また「理念とか、そんな難しいことじゃないよ」とか言われそうですが(笑)

まあ、元気そうでなにより。雪に負けるな!

Re: No title

草木さん、ごぶさたです。
今回のゲストの塩見直紀さんは綾部の人のようです。
そちらにもそういった人達のつながりがあるんですね。
理念の塊ですかー?どうなんだろう(笑)
最近、僕は、自分の意思で、というよりは何かに流されてここに居るし、これからもそうなっていくように思ってきました。(気のせいかもしれないけど。)
何か「必然の流れ」のようなものがある。
僕は観客でしかないのです。(気のせいかもしれないし、あくまで仮定です。)
別に宗教家の言うようなニュアンスではありませんよ。
また一杯やりたいですねー。
あそびに来てね。
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木崎湖Y

Author:木崎湖Y
信州の木崎湖畔で農業を営んでいます。

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